息 子はいろいろ本を読んでいるが、ジャンルはアクション、SF系が多い。私も嫌いじゃないので、本棚においてある本を借りて読んでいる。最近は我が家の子供 の本も電子書籍化が進んでいるのだが、実はちょっと困る。私は風呂で本を読むのが好きなので、紙媒体の方がいいのだ(無論大事な本や図書館、人様から借りた本は風呂では読まないが)。
そんな息子の本の中で特に以前息子がお気に入りだった作家、Brandon Sandersonの本を一冊。
Steelheart
そんな息子の本の中で特に以前息子がお気に入りだった作家、Brandon Sandersonの本を一冊。
Steelheart
破壊的な超能力を持つEpicと言われる者達に支配された世界で、Epicの中でも特に強大な力を持つSteelheartに父親を殺され、復讐を誓う主人公とその仲間達の闘いを描くSF作品だ。Epic達が普通の人間に一方的に悪さをする動機がいまいち読めなかったが、話の流れの作り方がうまく、楽しく読める。面白い。
ただ、読んでいると、いろいろと作者の隠された意図を感じた。
ハリウッド映画にうってつけなストーリーだなと思ったが、なんか作者はそんなことを意識して話作りをしているような気もした。まだ映画化はされていないようだが、売れっ子の作家だし、かなりの確率で映画化されるのではないだろうか。
また読んでいて途中から、あ、この作者は続編作るつもりだなと思ってしまった。この本で一応ストーリーは完結するものの、予想通り、解き明かされない謎を残して続編が続いていく。
この本はきちんと終わらせ切った方がいい作品になったような気がしたが、作者としてはシリーズ化させたかったのだろう。
そのほうが収入面で有利?なんて勘ぐりたくなるが、そういう生活じみたところに思いが行くのは私も生活の糧を日々得るために働く立場になったからだろう。
だいぶ前に読んだので、今読んだら違う印象かもしれないけれど、意外と英語は難しかった記憶がある。ただ、あんまり肩肘張らずにわからないところは適当に飛ばす感じで読んで楽しめた本だった。